日本東洋医学会学術総会in高松

平成28年6月4~5日、四国で初めての開催となった日本東洋医学会学術総会に参加しました。真面目な漢方の学会や研究会にもちゃんと出席しているんですよ。会頭は徳島の東洋病院の清水寛先生。東洋病院は太極拳や薬膳、漢方を取り入れておられ高齢者に優しい病院のようです。会頭講演を聞きながら、初学の頃大阪で伺った清水先生の腹診の講義を懐かしく思い出しました。いつも四国には淡路島から徳島に入るため岡山から高松に入ったのも実は初めて。会場も瀬戸内海が見渡せヨットが点在し、大満足の眺めです。
以前、京都の学会でのシンポジウムでご縁を得た、福岡の平田道彦先生がランチョンセミナーの講師をされるため、すぐ無くなるチケットをゲットすべく、始発で大阪を出発。家族の食事の用意もあり、不本意ながら完徹でした。道中眠って英気を蓄え、一番前で拝聴し、ご講演後、九州のスピリチュアル系の漢方仲間のお話も伺え、ご縁をいただけたのは大収穫でした。やはり九州の先生方とは波長が合います。
最近、お近づきになり、気感が素晴らしい大阪の田辺智子先生を、家族ぐるみでお世話になっている大分県日田市の松浦達雄先生にご紹介し、高松の清々しい老舗レストラン、香松で一緒にお食事しました。日頃の慌ただしさから離れ、まさに気の合うお話に疲れが吹き飛びました!このご縁で田辺先生、松浦先生、お世話になっている鍼灸師の伴依子先生と永島一家は、夏の比叡山延暦寺一泊ツアーを企画したんです。どんな展開になるか楽しみです。
写真は早起きして出掛けた小雨模様の栗林公園。菖蒲園の端っこに映っている毘沙門天の小さな祠にお参りしました。

ホリスティックスピリチュアル医学研究会講演会東京

 

 

 

 

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2016年年5月29日(日)、東京日比谷コンベンションホールにて、ホリスティックスピリチュアル医学研究会特別講演会が開催されました。私は理事なので受付おばさんです。今年は渋谷塚田クリニックの塚田博先生が実行委員。塚田先生はご自身のクリニックblogで聖職者のように熱く語っておられる人格者です。演題は3題。
ヨガの第一人者、龍村修先生による「スピリチュアリティーを高める生き方」~ヨガを通して心身霊を磨く~(手軽で効果の高い指ヨガの指導もありました)
レイキ気功法を普及されている飛沢誠一先生による「幽体起因の病気とその対応について」(私は受付にいて聞けませんでした)
胎内記憶のご著書で知られる産婦人科医、池川明先生による「自分の魂と語る、たまちゃんワーク」(参加者の感度が良く、多くの方々がご自分の魂の声を聞くことが出来ました。右の写真は池川先生とのツーショット)

会場は大盛況。何だか時代ですね。こうした会に参加し、共感して下さる方々がいるなんて。今回も見えない力の後押しを感じました。来年5月は大阪で私が実行委員です。講師の先生は「見えない世界の科学が医療を変える」~がんの神様ありがとう~のご著書で知られる爽やかな外科医、長堀優先生、と幽体離脱を経験されたホリスピ研理事の西本真司先生(噺家ではないか、と思われるくらい楽しい講演がお得意)を予定しております。講演慣れしていない私も日頃感じ、患者さん達と共感している事を出来るだけ隠さずお伝えし、皆さんのご意見を伺いたいと考えております。日程は2017年5月21日か28日のどちらかです。会場予約の都合でまだ確定しておりませんが2016年11月頃にはご案内出来ると思います。ご関心のある方は是非、ご参加下さいませ。

比叡山延暦寺、横川の玄三大師のお札

2016年4月29日、GWとは思えない寒い日に、ホリスティックスピリチャル医学研究会で比叡山パワースポット巡りのイベントがありました。20人ほどの一般参加があり、嬉しかったです。

その数日前から、我が家では霊感の非常に強い息子が魔神の接近を感じ、危機感を訴えておりました。こんなに毎朝、神棚仏壇を拝み、頻繁に正しい神社仏閣を拝んでいる我が家に何故?息子は以前、西教寺で購入した玄三大師のお札とどこかの寺院で購入した牛王法印を広げて、「これでガード出来る。あと、烏が沢山書いてある、熊野大社の牛王法印があれば良いのだけど。ちょうどホリスピ研で比叡山に行くんだろ、横川で何か見つかるよ。地獄の釡に蓋をしてくれているのは天台だよなぁ」などと申します。熊野大社はまだ行けていなくて、早速、インターネットから熊野大社の牛王法印をプリントアウトし玄関先に置くと、無数の烏がわ~っと出て来て何かを阻んでいるのが見えました。その翌日、カフェローデストンのママさんと検討の結果、どうも頂いているお札の中に不具合が出て来たものがあることを発見。逆効果になり、アンテナのように邪神や魔神を呼び込んでいるようです。仕方なく、霊力に魔が差したお札はすべて自宅の氏神様にお返ししました。

比叡山パワースポット巡りの記事はホリスピ研のHPに簡単に紹介されていますので是非ご覧下さい。横川の玄三大師堂では4種類のお札が購入出来ますが、特に玄関の屋外に貼るように言われた角大師のお札は、こうした魔除けの役割が強いように感じます。「一番よく売れ、四天王寺のお坊さんも購入されましたよ」と玄三大師堂で伺いました。四天王寺にも玄三大師堂があるからそのご縁でしょうか。角大師のお札を貼って我が家にはやっと、魔神は来なくなりました。霊験あらたかです。魔滅大師(豆大師)のお札は職場にも貼りました。やっと一安心です。

荘厳な延暦寺根本中堂で不滅の法燈の薬師如来のお守を購入。根本中堂前には大きな龍穴があり、冬のような寒い日でしたがとても暖かく参加者一同で暖を取りました。その龍穴にはキョロキョロした大きな目の龍がおり歓迎してくれました。私だけ見えていたんですけど。それから、最後に明王堂近くの、以前、千日回峰行をされる時の宿所があり一般の人は入れないと伺った場所の傍を訪れ、行者さんの気迫の霊気を感じてお開きになりました。縁の下にボロボロになった草鞋が4~5足干してあり、厳しい修行と行者さんの真摯な思いを垣間見て胸が熱くなりました。

写真は左が横川の玄三大師堂、右が延暦寺根本中堂です。

「乳ガンのリスクを避けられ塩分も排出するTGGヨーグルトは患者さんにも好評」

「ゆほびか」2015年12月号に掲載していただいたTGG(豆乳グルグルヨーグルト)の記事を紹介します。写真では読みにくいので本文だけですが。文章は記者さんのものです。

TGGヨーグルトを知り「これはいい!」

「ゆほびか」で豆乳グルグルヨーグルト(以下、TGGヨーグルト)の記事を見たとき、私はすぐに「これはいい!」とピンときました。というのも、私のクリニックへ不調を訴えて来る人の中には、牛乳、バターなどの乳製品が含まれる洋菓子類、また、チーズやヨーグルトが好きなかたが非常に多いのです。特にヨーグルトは、皆さん「体にいい」と信じて一生懸命食べておられます。しかし、私はこれら乳製品を日常的に摂取することが、体の不調と関連しているのではないかと、常々感じていました。ですから、玄米と豆乳だけで作るTGGヨーグルトなら、普通のヨーグルトの代わりとして食べられて、乳製品の摂取を減らすことに役立つのではないかと思ったのです。乳製品が体の不調に関連しているのではないかと考えるようになったのは、自分自身や患者さんの症例などからです。肌荒れに悩んで来る人は皆、乳製品を好んで食べています。私も若い頃はヨーグルトが好きでよく食べていて、ひどい吹き出物に悩まされていました。私の経験上、乳製品は体にブツブツを発生させるのです。実際、乳製品を控えるように生活指導を行うと、皆さん肌がきれいになります。時間をかければ、こじれた皮膚炎や乾癬のような難しい病状ですら改善していくのです。

乳・乳製品の消費量が多い国は乳ガンの発生率が高い

また、漢方治療を行う当クリニックには、ガンをはじめ難病のかたも多く来られます。そのような人たちも、たいてい乳製品や肉などの動物性食品をよく食べています。山梨医科大学教授・佐藤章夫先生の著書によると、世界40ヵ国を調べた研究で、乳・乳製品の消費量の多い国では明らかに乳ガンの発生率が高いといいます。日本では乳製品の消費量が増えたここ50年の間で、乳ガンによる死亡者数が約7倍になったのだそう。確かに、日々の診療の中でも、乳ガンや子宮筋腫、子宮内膜症が増加してきていることを実感しています。すべてがそうだとは言いませんが、不自然な牛の育て方で、牛乳に異常な量の女性ホルモンが含まれることなどが影響しているのではないでしょうか。42歳で乳ガンになり、度重なる再発・転移をくり返したイギリスの科学者、ジェイン・ブラント教授は、自らの経験を省察し「乳ガンは乳・乳製品によって起こる」と結論づけています。そして乳製品を完全に断ち切ることで、ガンを克服しました。私の患者さんにも、肉・卵・乳製品を断ち、末期ガンから生還した人が何人かいます。こうした事実をまのあたりにすると、乳製品が体に与えるリスクを感じざるをえません。そんな問題意識もあって、TGGヨーグルトを知ってから、私は自分でも作って食べるようになり、患者さんにも勧めています。

「下剤の量が減った」「経血がきれいになった」の声も

実践している人からは、「おいしい」「肌がきれいになった」「お通じがよくなった」と、とても好評です。100歳の女性から「TGGヨーグルトのおかげで下剤の量が減った」、41歳の女性から「経血がきれいになった」という報告もありました。私も、肌の調子がよいことに加え、腸内細菌が変化したのか、便のにおいが変わってきました。TGGヨーグルトは、発酵食品なので、腸内環境を整えるのに役立ちます。漢方では、大腸と肺は表裏の関係。肺の状態は体表や鼻、嗅覚にあらわれると言われているので、呼吸器系や肌の状態がよくなるのです。もちろん腸内環境が整えば、全身の健康状態もよくなります。前述したプラント教授は、乳ガン予防に「乳製品を食べない」「大豆製品をたくさん食べる」「新鮮な野菜・海草・果物を食べる」という3点を勧めています。この点においても、TGGヨーグルトはピッタリな食品と言えるでしょう。みそやぬか漬けなどの発酵食品と違って、TGGヨーグルトは塩分を気にせず食べられることも利点です。大豆にはカリウムやマグネシウムが豊富に含まれるので、体内の余分な塩分を排出する効果も期待できます。手作りとなると、衛生面を気にする人がいますが、市販品に含まれる防腐剤などの添加物の害を思うと、手作りのもののほうがよっぽど安全ではないでしょうか。無農薬の玄米や遺伝子組み換えでない有機栽培の大豆で作られた無調整豆乳など、素材も自分で吟味できるので納得できます。作り方も簡単で、固まったらそれでOK。あとは冷蔵庫に入れておけば、過発酵は防げます。私は200mlを朝1回食べています。牛乳から作られたヨーグルトを毎日のように食べていた人によっては、それに代わるTGGヨーグルトの登場は、まさに朗報です。乳製品によう健康リスクを減らして、腸内環境から体を整えるすばらしい食べ物だと思います。

グラフ:1;乳・乳製品の消費量の多い国は乳ガン発生率が高い   2;日本の乳・乳製品の消費量は、戦後右肩上がりに増えている  3;日本の乳ガンの死亡者数は1960年代から着実に増えている  (グラフは省略します)

 

 

 

 

生薬の精霊と当院でのお祓いについて

ホリスティックスピリチャル研究会の会報誌(2015.9)への投稿です(気乗りしないまま書きました)

主旨:当院は漢方薬(煎じ薬、医療用エキス製剤)を専門に処方する診療所です。漢方薬がスピリチャルな領域に作用する場合、生薬を煎じる時に発生する精霊が重要な役割を担っていると考えます。また、私自身に僧侶の過去生が多いことから、様々な神仏を降ろすことが得意です。奥深い領域でまだまだ不十分ですが、診療中、神仏を降ろして邪気や憑依物を出来るだけ祓っています。ただし、お祓いに対する費用は一切いただいておりません。

 1. 憑依物に気付いた経緯

漢方診療に携わって18年、治療効果の表れやすい方と、どうしても効きにくい方がおられることにまず気付きました。心を閉ざす方や猜疑心の強い方は何かにつけ効果が表れにくいものです。食事、睡眠、働き方などの生活習慣が悪いといった問題だけではなく目に見えない物が邪魔しているとしか考えられないほど効果があらわれません。そんな頑なな方々の中でも、処方によってはまるで憑き物が取れたように爽快感がもたらされる場合があります。それらの多くは、私の尊敬する漢方家、森道伯先生が考案された、いくつかの処方の効果としてあらわれます。淀んでいた目の輝きがキラキラに変わるのです。まさしく豹変され治療効果が格段に上がります。また、患者さんの不定愁訴を日々聞く、私自身にも祓うべき邪気が溜まりがちです。 そこで邪魔をする憑依物、死霊、生霊などの悪い影響がないか、全ての患者さんに出来るだけ短時間でチェックし、しかも私自身が邪気を貰わないお祓い方法がないかを日々、考えて来ました。

2. カフェ・ローデストンと過去生

 梅田に移転する前は南船場で診療していましたが、南船場のカフェ・ローデストンに霊感の強い浅野さちよママがおられ、知り合ってから霊的な話題は出来るだけ一緒に検討するように心がけて来ました。見えない世界の事は、独りよがりになったり間違った方向に行ったりしがちです。特に憑き物が憑いた自称霊能者、セラピストにはそうした傾向が強く、十分注意しなければなりません。浅野ママは邪気を祓う力も抜群で、邪念を祓って遠隔からでも過去生を的確に見て下さり、彼女のカフェは「前世喫茶」として知られます。私自身の過去生は独身男性で地味な僧侶が多く、インド、チベット、中国、ネパールなどアジアでの転生が多いです。たまに女性で生まれた時には小商売人の娘で結婚し家庭に恵まれています。今生でも小商売人の娘で家庭に恵まれました。自分自身の過去生は、身体の中心線を頭上か下丹田にかけて意識を降ろしてじっくり瞑想するとビジョンとして見えて来ます。一番辛かった過去生、インドで苦行している姿が最初に見えました。他の過去生についてもママさんとのダブルチエックで何度も同じビジョンを確認し、正しく見えていると判断しました。神仏に真摯に向かう質素な過去生が多いためか、神社仏閣が大好き、東洋哲学が大好き、あまりご馳走や贅沢に執着がありません。そしてカフェ・ローデストンに出入りして気付いたのは、僧侶の過去生で培われた、神仏を的確に降ろしてご真言で確認出来る能力です。神仏のご真言は再現性があり、様々な神仏を何度出しても正確に同じ真言で降りて来ます。精霊はぐっと柔らかな真言で神仏とは明らかに音が違います。龍もダッダッダッという音を含む特徴のある真言です。音として拾うので大声で言ってはびっくりされるでしょうから患者さんの前では口の中でもごもご言っております。何かにつけ神仏を降ろして確認していますが、独りよがりに降ろして勝手な事を思い込んで言ってしまってはいけないので、大切な事柄はカフェ・ローデストンのママさんとダブルチエックをかけて慎重に検討して来ました。それでも見えない世界は知れば知るほど奥深く、人智で及ばない事も満載で、まだまだ解らない事だらけです。自分自身が全知全能であるかのごとく言い放つ霊能者は眉唾だと判断して良いと思います。

3. 煎じ薬と精霊

 漢方診療に携わっていると、インスタントコーヒー的製法で作られた医療用漢方エキス製剤(粉薬)よりも刻み生薬を煎じる煎じ薬の方がはるかに良く効き、手応えがあることは多くの漢方家が経験することです。私の経験では10倍くらい煎じ薬の方が効く印象です。よく言われるのは、エキス製剤の製造過程で揮発成分が飛んでしまい、一部、似て非なる生薬になってしまうということです。漢方薬がスピリチャルな領域に深く浸透して効果を発現するのは、単に生薬の持つ物質的なエネルギーだけではないはずと考え、生薬から神仏を呼び出そうと試みると、精霊のご真言が音として出たのです。この精霊音はエキス製剤からは出て来ません。しかも何度試みても再現性があります。他院で同じエキス製剤を処方され無効であったのに、煎じ薬に変更してから効力を発揮することもしばしば経験します。エキス製剤の製造過程で生薬の有効成分は残っても揮発成分とともに精霊は居心地が悪く抜け出してしまうのかも知れません。生薬の有効成分とともに精霊は魂の奥深く、過去生での辛かった魂の傷までじわじわと癒す印象です。私は他人の過去生を的確に見る能力はありませんが、診療中、重症の皮膚病の患者さんが火災や火傷で苦しまれている姿や、喘息などの呼吸器疾患の患者さんが水難事故で溺れておられる姿、酷い痛みの患者さんに矢などの武器が刺さり苦しんでおられる姿がチラチラと見えることがあります。現生での辛い体験を傾聴するだけでなく過去生での傷を癒す手伝いをすることに精霊が働いている印象を強く受けています。難しい症例であるほど、煎じ薬の方が良いと考えるのはこうした理由からです。

4.  薬物を浄化するシート

生薬の品質には優劣があります。健康保険で扱うには原価が高騰しすぎて扱えなくなった生薬もあり、同じような薬効の生薬で代用せざるを得ないものまで出て来ました。しかし、関西の生薬メーカーとして知られる栃本天海堂は出来るだけ保険薬価で生薬を提供するよう企業努力をされています。生薬メーカーだけでなくツムラや小太郎など漢方エキス製剤メーカーも高価な機器を購入し残留農薬などのロット検査を厳重に行っています。それでも完全無農薬での生薬栽培は難しい現状です。そこで私は研究会のメンバーである橋本和哉先生が考案されたホノグラフシートに神仏のエネルギーを入れて薬物を浄化する手法を取り入れています。研究会で検討した項目は、儲けるための欲、製造会社の製造過程の邪気、悪魔の邪気、重金属など素材の邪気、流通過程でもらう邪気、血流を悪化させる邪気、出て来る邪気を無毒化する、各々の役割を得意とする神仏のエネルギーをシートに降ろして固定化します。私はさらに邪気悪因縁一切消滅、カルマ解消を手伝って下さる神仏も降ろしてエネルギーを入れています。2か月に1度くらい作成し直して門前薬局での調剤室にしつらえてもらい、シートの上に調剤済みの薬剤を置いて浄化してもらいます。少しでも身体に入る薬剤を浄化出来たらという思いからです。こうした奇抜なアイデアを受け入れて下さる、アリタ回生堂薬局の有田宣子先生は、スピリチャルな話題を共有できる方で、頼もしい存在です。

5. 神仏を降ろしてお祓いする

私達の精神性がぶれたのか、人生哲学のないまま生きて来て魔が差すのか、街を歩いて見回しても好ましくない憑依物(死霊、生霊の影響も含む)のない方はむしろ少なく、残念ながら多くの方に何らかの憑依物が見受けられます。憑依物が存在するかどうかをチェックしたり、憑依物を祓ったりするとき、自力で試みると必ず邪気を受け、他人の憑依物そのものを憑けてしまうことがあります。お祓いの意識のない治療家は邪気や憑依物をもらい過ぎて体調を崩されたり運気が落ちたりされる方が多いようです。何とか非力な自分自身に邪気や憑依物を受けない方法はないか、しかも限られた診療時間内で簡便に出来ることはないか、ずっと考えてきました。

現時点で最終的に行き着いた方法は、神仏を降ろして憑依物の有無を尋ねる、また、その憑依物を祓うのに最も力を貸して下さる神仏を呼んで取って行ってもらう、というものです。色々な神仏を降ろして(と言っても魔神は絶対に降ろしません。神々でも魔神と戦うくらいですから私達は魔神に近寄ってはいけないと考えます)解ったことは、神仏にもそれぞれ得意分野があり、ある神仏がどんなことでも解る、というものではなさそうです。憑依物にも様々な種類があるので、この患者さんに憑依物があればそれを最も上手く祓って下さる神仏、どうぞ降りて来て下さい、と念ずるのです。動物霊であれば狐憑きなら狐の神格です。概ね白い大きな狐が出て来てくわえて連れ去って行きます。動物霊の中では、蛇憑きのお祓いは現時点の私の方法では大変難しく、蛇が脊柱に潜んで逃げ隠れし上手く祓えません。餓鬼が憑いている方は摂食障害のことが多く、何度祓ってもなかなか祓い切れません。阿修羅が憑いている方も手強く、何度祓ってもまた憑いて来られますが上手く祓えることもあります。天人(天女のようなもの)が憑く方もおられ、ほのぼのされているのですがどこか間が抜けた感じで手強いです。アメーバのような微生物や昆虫が沢山憑いていたり、亡くなった方の霊が憑いていたりすることもあります。生きている人の想念、いわゆる生霊も手強いことがあります。私自身がまだまだ的確に神仏を降ろしていないのか、方法が悪いのか、祓い切れないこともあります。憑き物を憑けたご本人自身に問題があり、悪い物を引き寄せてくる時はなおさら祓い切ることは困難です。まるで掃除機のように引き寄せてくる方もおられます。ところが、来院された時に根気良くお祓いを続けていくと手強かった憑依物が綺麗に祓い切れてしまうことがあり、そんな時は本当に感動します。諦めず何度も祓う姿勢と患者さんの魂がぶれないことが大切なのでしょう。憑依物が無くなると、身体症状は格段に改善し、不思議と患者さんの運まで向上して来られます。お祓いを意識して施療が出来る治療家が増えたら医療費はかなり抑制されるのではないか、と思えるほどの改善効果です。お祓いをするようになってから患者さんが増えました。まだまだ地味な診療所であいかわらずほそぼそやっておりますが。

とはいえ何もかも、憑依物による症状とは限りません。オーソドックスな検査や治療を疎かにしないことも大切です。

さらに、憑依物だけでなく、職場や自宅の土地の邪気や地縛霊、先祖の因縁や呪い、生まれた時から受ける星からのエネルギー(善悪両方の影響あり。占星術の領域)、自身の過去生での強いカルマの影響など、様々な要因が心身の症状に強く影響を及ぼしています。それらについての考察や症例報告は別の機会に検討したいと思います。

また、神仏を降ろしてお祓いをしても、現生での私は聖職者として生業をしているわけではなく、あくまで診療の一環です。見えない世界の事柄は社会的なコンセンサスを得られず、ただの私自身の思い込みだと言われても反論出来ない領域です。大切にしていることは、診察料以外の金銭は一切いただかないことです。

 

 

5000年前のアドバイス その2

漢方メーカーの2015年消夏随筆号に書いた文章を転載します。

某先生が信頼できるつての力を借りてアガスティアの葉を日本で開ける手伝いをしているというので心惹かれて申し込んだ。1993年のベストセラー「アガスティアの葉」(青山圭秀著)を記憶されている方も少なくないはず。5000年前のインドの聖者アガスティアが世界の多くの人の個人的な預言を木の葉に書いており、探しに来る人の葉は大抵見つかるという。ブームに乗って詐欺まがいのツアーも横行し、そんな被害にあったことのある知人の臨床心理士も今度は間違いなく自分の葉であり感銘を受けたと言われる。同じつてで開けてもらった先生方も人生観が変わったと大好評。インドに行くよりは安いがそれなりの費用もかかるため、14章ある中、昨年の夏、2回に分けて5つの章を開けていただいた。

日本人の葉を開く手伝いをされるナディリーダーさんはアガスティアの葉を守る家系に生まれ、6歳から心電図みたいな古代タミール語を読む訓練を受け、年に数か月間日本に滞在される。通訳は日本在住のインド料理店主だ。葉も朽ちるので数百年に1度、書き写すとか。この壮大さがまたインドらしくて凄い。

私が開けてもらったのは第1章人生全体の大まかな預言、第5章子供について、第12章来世と解脱の時期及び海外との関係、第13章前世とカルマ及びその解消法、第14章カルマ解消のお守りの取得方法について。

両親の名前や家族構成、職業、古代タミール暦から割り出した生年月日、各章を開けた時の私の年齢、誰も知らない生後間もなく亡くなった兄のことまで示唆され、主人との結婚、両親との関係まで全てが的確で驚くばかりである。

預言書というよりアドバイスの書である。5000年前の聖者が私のような者に慈愛に満ちた人生指南をして下さった事がしみじみと有難い。南インドでの前世のカルマが強く、カルマ解消のインドでのお参りはナディリーダーさんが代行して下さり、私は日本で毎週木曜日、朝から斎戒沐浴して氏神様に約1年間お参りするよう指示された。唱えるように言われたムーラマントラも覚えて朝夕108回唱えている(家事しながらだが)。詳細はご紹介出来ないが、その中で主人の祖先からの妬みが主人や息子に悪い影響を及ぼしている、息子が交通事故に遇う、という予言が気になる。息子の将来の記載もあったので事故死はなさそうだが人身事故や後遺症が残っては大変だ。

永島の墓は長崎の大村で、お墓参りの時、オランダ商人のご先祖が出て来るが、キリシタン殉教の刑場も近く、オランダ人は迫害されていないはずだが辛い亡くなり方だったかも知れない。通院して下さっている吉野の金峯山寺で修業された大阿闍梨さんに尋ねてみた。大阿闍梨さんはアガスティアの葉が見つかったことを大いに喜んで下さった。そして主人の父方ではなく母方の先祖は男子が夭折し、私の主人や息子が妬ましくてたまらないので、ねんごろに弔うように言われた。主人に聞くと確かに母方の男子は皆、早死だという。義母の福岡の実家はなぜか菩提寺を頼りない寺に変えており、お墓もかび臭い納骨堂に移してご先祖にも気の毒である。現在の菩提寺の本山が滋賀県野洲にあり主人とお彼岸にはお参りし、博多の義姉もまめに元の墓にも参ってくれる。私も毎日、ご先祖の成仏と悪因縁消滅、交通安全を祈願した。某先生ご一家の葉にも息子さんが交通事故に遇う時期まで記されており家族のカルマ解消のお参りを終えたらその時期に事故が起こらなかったというのであやかりたいと思っていた。

毎週木曜日の私のカルマ解消のお参りが4か月経過したある日、帰宅途中の息子から「事故を起こした」と連絡があった。雨と濃霧で車線変更の時、スリップしてガードレールに激突し車は全損、ところがかすり傷程度で自分は無事だったという。私達が到着した時には事故車は処理された後だったが、無残な車の映像を見て背筋が寒くなる。警察にも「よく生きてたね、頑丈な車(7万キロ走ったスバル)で良かった、数メートル先なら崖だったので命はなかったよ」と言われたらしい。「帰宅時、いつもは鞄に入れている大阿闍梨さんにもらった観音様のお守りが光ったので胸ポケットに入れたんだ。神意を感じるよ」と息子も灌漑深げである。夭折や水子、不慮の死、自死などの先祖の思いが子孫に影響することがある、と話には聞くが、5000年前のアドバイスをこの時期に聞けて大難が小難であったことに深く感謝した。

写真は私のアガスティアの葉の一部。

 

先祖からのメッセージ

  平成26年12月、実家の母が自宅で転倒し膝を痛めてしまいました。心不全で閉塞性動脈硬化症のため、日頃からヨタヨタ歩き。激痛らしく整形外科でも骨折がないか調べてもらったところ、骨折はないが手術適応、しかし心不全のためリスクが高く整形外科医も手術は断念。母も私も天中殺年のため手術をしても経過が悪そうなのでほっとしました。でも整形外科で貰う痛み止めは飲むとしんどい、漢方でも工夫しましたが、激痛が辛いと騒がしい限り。そんな折、お世話になっている大阿闍梨さんが受診され、「左膝ならお母さんの実家のお墓の左下が欠けているかヒビが入っているはずだから直してもらわれると良くなりますよ。お母様のご実家が栄えていた頃、奉公されていた方々でお弔いが不十分な方がおられるから2年間、お彼岸に菩提寺の本山にお参りし、8月の千日参りに四天王寺さんにお参りして弔って差し上げると喜ばれますよ」と言われました。またお参りする所が増えたなあ~、これも墓守りの星がある私のお役目なのかと納得し、木枯らしの吹く寒い日、早めに診療が終わった後、豊中の母の実家の墓に参ってビックリ。確かに左下の花入れに写真のような亀裂が。お盆にはこんな亀裂はなかったはず。

「知子夫婦がいつも、年末にお墓参りをするからそれまでに治しておいて欲しい」と耳の遠い母は一方的に実家の跡取りに連絡を入れました。するとある日から激痛が止み、母の気迫が凄かったのか、確かに年末のお墓参りには右の写真のように新しく修繕されていたのです。よく、お墓参りを怠るようになってから家族に病人が続く、とかお墓の上が欠けていて頭の病気になったとか、患者さんから伺うことがあります。最もわかってもらえそうな方にお墓を割ってご先祖が伝えているのでしょうか?

正心調息法と書写山圓教寺

 ある患者さんから教わり、最近、故塩屋信男先生の正心調息法にはまっています。塩屋先生は虚弱児だったそうですが呼吸法を極めてどんどん元気になられ、106歳近くまで長生きされ、100歳でゴルフコースを回りTVにも出演、講演もこなされていたお医者さんです。96歳でエイジシューター3回目(ゴルフの事は全く解りませんがギネス級の事らしい)、76歳でヒマラヤ登頂、お若い頃は特効薬のない時代に結核にかかり、激務しながらこの呼吸法で完治されたとか。スピリチャルな診療にも精通されご存命なら弟子入りしたかったです。詳しくは塩屋先生のご著書やサイトをご覧下さい。

確かに私達現代人は慌ただし過ぎて呼吸が浅いですね。酸素を十分に取り込めず全細胞が活性化していないまま、息も絶え絶えなのかも?1日25回、座して肛門を締め、臍下丹田に向けて横隔膜を目一杯下げ腹式呼吸するのですが、全宇宙の創造主のエネルギーを丹田に集め、それを全身に行き渡らせるところが重要なんです。太陽系でも銀河系でもない、もっと大きな全宇宙。私にとってはタイムリーで、前回ご紹介したアガスティアの葉のメッセージにあったムーラマントラを唱え繋がるところとピッタリくるんです。塩屋先生によると、この全宇宙のエネルギーに繋がると思いのまま、自在に生きれるらしいです。詳しくは文庫本になっていて入手しやすいご著書「自在力」をご覧下さい。自在に生きれる、と思うだけでも何だか勇気づけられますね。

塩屋先生のご著書に、悪天候になりがちなモンブランに旅行された時に天候も自在に操れ快晴になった、との記載がありました。折しもクリニックの秋の遠足は姫路の書写山、圓教寺。ラストサムライの舞台になった古刹です。クリニックのイベントに何故か集まって下さる古いおばちゃん患者さん達も数名参加。重要文化財の搭頭、壽量院では、予約すると本膳の精進料理がいただけます。トムクルーズも壽量院でも撮影されたとか。私もスタッフもずっと楽しみでしたのに天気予報はあいにくの雨。そこで正心調息法で1週間、「書写山晴れた」と必死で願いました。当日はどんよりと曇り空、姫路からのバスの中でも「午後から雨」との天気予報。ところが初体験の本膳の精進料理をお腹いっぱいいただき、お抹茶とお菓子を縁側で楽しんでいた時、ぱーっと清々しく晴れたのです。その後も1滴も雨に降られず本堂で座禅体験もしてストレス発散、大満足の遠足でした。宇宙の創造主と通じることが出来たと思い込んで、ちょっぴり塩谷先生に近づけた気分になれました。

 

5000年前のアドバイス その1

アガスティアの葉をご存じでしょうか?5000年前のインドの聖者が残した個人の予言書です。1994年の青山圭秀氏のご著書「アガスティアの葉」で注目されました。ブームに乗じてデタラメな詐欺まがいのインドツアーも横行したそうです。信頼おけるつてで、昨年末、私の葉を見つけていただくようにお願いし、なんと5月に私の第1、13、14章の葉を見事に見つけていただいたんです。インドのナディリーダーさん、通訳の方、お世話をして下さる先生のお陰です。ナディリーダーさんの家系ではアガスティアの葉を守り、心電図みたいな古代タミール語を解読する訓練を幼少から何年間も受けるそうです。ブームだった頃、悪徳業者に騙された知り合いも、今度は確かな葉を見つけてもらえ大満足だったとのこと。アガスティアの葉は、予言書というよりアドバイスの書です。5000年前の聖者が、私個人のより良い人生のために詳細なアドバイスを残して下さったことにどんなに驚き、感激したことでしょう。もちろん、5000年ももたないので何百年かに1度、書き写し伝えていくのだそうです。葉を開いた時の私の現在の年齢、父母の名前、西暦に読み替えた生年月日、現在の家族の状態、職業、家族しか知らない、生後間も無く亡くなった兄がいたことまで示唆され、疑う余地はありません。アガスティアの葉のアドバイスにより、南インドの寺院を巡ってカルマ解消のお参りを代行していただくようにお願いしました。その中に朝夕、ムーラマントラというマントラを108回、一定期間唱える、というアドバイスがありました。何気なく聞き流していたのですが、インドの寺院で唱えることは出来なくても私も朝夕108回唱えるべきよねぇ、と気付き、ここ数ヵ月、毎日欠かさず唱えています。このマントラの波動が素晴らしい。沢山の人々の人生に影響のあるマントラとか。ご紹介してみます。「オームサッテイアナーンダー、パーラブラフマ、プールショタマー、パーラマートラ、シュリ、バガバティサーメータ、シュリ、バガバテェ、ナーマーハ」宇宙の創造主を讃え、その神性が男性、女性の原理に宿り各人の霊性に繋がっていることに深く感謝する、といった内容でしょうか。

アガスティアの葉のアドバイスは私のプライベートに関わるので詳細には紹介出来ませんが、主人のサポートが絶大であり、25歳(結婚した歳)から人生が変わったと記されていました。主人は「その通りその通り」と頷いております。色々なアドバイスの中、気になる事が何ヵ所かあり、その1つは主人の先祖からの妬みや怨みが悪い影響を及ぼしている、というくだりでした。確かに永島のお墓は大村だし、オランダ商人のご先祖も出て来られるし、オランダ人は迫害されてないはずだけど、辛い亡くなり方をした方がいたかも知れないと思い、矢伏観音の大阿闍梨さんに確認すると「永島家ではなくお義母さんの実家のお墓が不備なためご先祖がお怒りで、男の子が育たないか早く亡くなります。永島さんのご主人や息子さんが妬ましくてたまらないんですよ」と言われます。義姉に尋ねると確かに義母の実家の男子は早く亡くなっているとのこと。義母の実家のお墓やご供養に指図するわけにもいかず、菩提寺の本山(浄土真宗木辺派)の滋賀県野洲にある錦織寺に再度お参りし、本堂で馴れない阿弥陀経を丁寧に唱えました。翌朝、義母の実家のご先祖がぼわーっと背中に出て来られお礼して下さり、やはりお参りして良かった、と何だか難を逃れた気がしました。滋賀県なら日帰り可能、私が元気なうちは年に1~2回はお参りしようと思いました。

アガスティアの聖人と矢伏観音に助けられた思いです。

その翌週、ずっと行きたかった高槻の神峯山寺にもお参りしました。大阪から遠くない山あいにこんな静かで清々しいお寺があるなんて。日本最古の毘沙門天を祀られ、なんと楠木正成が剣をお納めしていました。矢伏観音は楠木正成が熱心に信心した観音様ですから、行きたくなるところは何処かで繋がっているものですね。

写真左は滋賀県野洲の錦織寺、右は高槻の神峯山寺です。

操体法、その後

829()の読売新聞夕刊、シニアのページに奈良操体の会、北村翰男先生の活動が大きく掲載されました。ながしまクリニックに、指導に来て下さる、落合久美先生、安枝弘枝先生は北村先生のお弟子さんです。

今年の小太郎漢方製薬の「漢方研究」夏の随筆号に掲載していただいた、私の文章もご笑読下さい。去年の7月のブログと一部、重なりますが、ご容赦のほどを。

「90代、寝たきり6年、褥瘡も関節痛もなく穏やかに逝かれたのは、操体法の創始者、仙台の橋本敬三先生のことである。橋本先生は90歳の頃、大腿骨を骨折され、腎機能が悪く手術が出来ず寝たきりになられたにもかかわらず寝たまま操体法を実践されたとか。昨年、この事を聞き知り、操体法は寝たきりでも無理なく勧められる健康法だと再認識した。

一昨年、このコラムで紹介したが、更年期になり運動音痴の私自身の身体がいっそう軋んできたのをきっかけに「奈良操体の会」北村翰男先生のお弟子さん達にご指導いただき、診療所でささやかな操体法の講習会を続けている。北村翰男先生は聖光園細野診療所門下の大先輩格の漢方家。操体法の威力に目覚められてから普及に尽力され、いまや「薬を売らない薬局?」を自認されている。北村先生は、瀕死の患者さんを見舞い「身悶えるように動いて、丹田から深く呼吸して」と操体法を指導され(漢方薬も多少は出され)、退院して長く元気に延命された症例を何例も経験されたそうである。北村先生のご指導は、年々、微妙なミリ単位の動きに変化されているように思う。息(呼吸)、食(食事)、動(運動)、想(精神)の自立と自律に及び、これはもう、微妙に動く座禅のような感覚である。

講習会には毎回私も参加、常連のおばちゃん達とまずは般若身経(心経ではなく身経、橋本先生命名の基本動作)、ペアでほぐしたり、寝そべって動いたり、身体が壊れない動き方、アイロンのかけ方、掃除の仕方にまで及び、心身ともに緩んで、きゃあきゃあと賑やかである。悪性腫瘍や糖尿病に関節リウマチを併発されている患者さん達はさすが熱心に取り組まれ、漢方と操体法だけで痛みからかなり解放されている。脳梗塞後、半身の動きが悪い方は全身の可動域が次第に改善し「リハビリより痛くない」と喜ばれ、五十肩が一瞬で改善したり、初めて参加された70代女性が10年ぶりに正座されたり、20年来のパニック障害や、長年のアトピ―性皮膚炎、うつ病の方達にもリラックス感が好評で改善の一助になっている。術後の癒着などの頑痛に悩む患者さん達にも好評である。ヨガを指導されている患者さんは「操体の方がバランスが整い参考になります」と言われる。しかし残念ながら、もっとも取り組んでほしい、激務の勤労世代、子育て世代、通院がおっくうになる高齢者世代はなかなか参加する余裕がない。動きが地味なので、こんなの簡単だ、と効果が解らぬまま真面目に取り組んでもらえない事もある。本当に身体が弱った時、毎日少しずつ続けて操体法の真価に気付けた患者さんは「私、頑張ってばかりの生き方が間違っていた」とさえ言われる。きっと年齢を重ねても、橋本敬三先生のように「極楽浄土だねぇ」と穏やかに逝かれるのだろう。

この春、奈良操体の会のメンバーで、在宅介護に取り組んで来られた看護師の坂本洋子氏が「家庭でできるラクラク介助法・介護操体のすすめ」というDVD付きの本を農文協から上梓された。(1800円+税)巷に溢れている介助法よりはるかに楽で、介助される者も介助する者も身体が痛くなく元気になれる工夫でいっぱいの本。介護に関わる方々に是非ともお薦めしたい。

福岡の義姉も正月に会うとそろそろ膝関節が動きにくい様子、たまたま近くで福岡操体の会、山下悦子氏が指導されており、薦めると熱心に通っているらしい。山下氏は「本当の良さがわかるまで私は20年かかりました。まだまだ知らない世界が広がり、老後の楽しみが増えました」と言われる。義母の初盆に福岡に行ったら、義姉の上達ぶりを見たいと思う。私自身もまだまだ体得にはほど遠いけれども。老後の楽しみは確かに増えた気がする」